AEOは3段階に分けて評価する
| 段階 | 確認する問い | 主な指標 |
|---|---|---|
| 1. 準備度 | 人と検索システムが、情報を取得・理解・検証できるか。 | 技術、回答構造、根拠、主体識別、更新体制 |
| 2. 回答可視性 | 固定した質問で、実際にどう説明・引用されるか。 | 引用率、言及率、主張一致度、持続性 |
| 3. 事業成果 | その露出が、企業にどんな行動変化を生んだか。 | AI経由流入、指名検索、問い合わせ、商談 |
準備度が高くても、特定の質問で必ず引用されるわけではありません。回答可視性が上がっても、売上への寄与が自動的に証明されるわけでもありません。この切り分けが、評価を誠実にします。
公開版「AEO準備度」は100点で点検する
準備度スコアは、サイトの改善優先順位を見つけるための診断です。AI回答への掲載確率を予測・保証する点数ではありません。
重要本文がHTMLで取得でき、クロール・canonical・サイトマップ・内部リンクが整っている。
問いへの結論、条件、詳細が見出し単位で整理され、ページの役割が明確。
一次情報、出典、調査方法、対象期間、例外、利益相反を確認できる。
運営者、著者、製品・サービス、組織の関係がサイト内で一貫している。
公開日・更新日があり、変化する仕様を見直し、訂正履歴を残せる。
HOW TO USE
合計点だけを比較せず、各項目の不足を改善バックログにします。たとえば技術点が低いサイトに、記事量産を先に勧めるべきではありません。
回答可視性は「質問 × 条件 × 観測回」で測る
「ブランド全体」ではなく、質問 × 回答面 × 実行条件 × 観測回を最小単位にします。同じ質問でも、言語、地域、モデル表示、ログイン状態が変われば別の観測です。
| 指標 | 定義 | 注意点 |
|---|---|---|
| 引用率 | 対象質問のうち、対象ドメインのURLが根拠として示された割合。 | ブランド名だけの言及とは分ける。 |
| 言及率 | 対象ブランド・製品が回答本文に含まれた割合。 | 否定的・誤った言及も含む。 |
| 主張一致度 | 重要な事実が公式ページと同じ意味で回答された割合。 | 文字列一致ではなく、判定基準を先に決める。 |
| 持続性 | 複数回・複数週で引用または言及が再現した割合。 | 一度だけの表示を過大評価しない。 |
| 競合占有 | 定義した競合群の言及数に対する自社の比率。 | 質問集合と競合定義で値が変わる。 |
X公開投稿の「AI質問・回答バズ」は別系列で扱う
AI質問・回答バズランキングは、Xの公開検索で確認できた日本語のChatGPT関連投稿を対象に、投稿本文または添付画像から質問と回答を確認し、取得時点の公開表示数順に並べます。質問文と回答は読みやすい長さに要約し、元投稿へ直接移動できるリンクを付けます。
候補収集では「ChatGPT」「チャッピー」「ちゃっぴー」「AI」と、「聞いてみた」「聞いたら」「相談した」を組み合わせます。X検索で一つの大きなOR条件にまとめると上位候補を取りこぼすため、行動語ごとに検索を分け、URL重複を除いてから表示数順に統合します。
| 保存項目 | 使い方 | 限界 |
|---|---|---|
| 投稿URL・投稿日・取得日時 | 同じ投稿を再確認し、スナップショットを比較する。 | 削除・非公開化・表示仕様の変更があり得る。 |
| 表示・いいね・リポスト・返信 | 公開上の反応規模を把握する。 | AIへの質問回数や検索ボリュームではない。 |
| 質問・回答の要約 | どんな用途が共有されているかを短く比較する。 | 公開投稿で確認できる範囲だけを扱い、会話全体は推測しない。 |
| 検索条件・候補集合 | 次回も同じ条件で観測し、前回との差を確認する。 | X全投稿を取得する全量APIではなく、検索結果の候補集合である。 |
FIRST SNAPSHOT
2026年9月29日を初回観測日とします。前週比は、同じ検索条件で2回目のスナップショットを保存した後にのみ表示します。初回から過去差分を推定して埋めることはしません。
Xで繰り返される「質問の型」を束ねる
Xで流行っている質問は、個別投稿の反応順とは別に、複数の人が似た問いをAIへ入力し、その結果をXへ共有しているパターンをまとめます。「私を花に例えるなら」「手持ちポケモン6匹を考えて」のように、文面が少し違っても、求める結果と共有形式が同じものは一つの型として扱います。
| 表示項目 | 意味 | 限界 |
|---|---|---|
| 質問パターン | 複数投稿で共通する目的を、試しやすい一文へ編集したもの。 | 実在投稿の完全な原文や公式テンプレートではない。 |
| 直接確認件数 | 今回の検索結果から本文を確認できた公開投稿の数。 | X全体の投稿数、人気度、AIサービス内の質問回数ではない。 |
| 代表投稿 | 型の存在と回答の共有形式を確かめられる公開URL。 | 削除・非公開化される場合があり、全投稿を網羅しない。 |
「複数例を確認」は今回の検索で2件以上を直接確認した型、「注目例」は現時点で1件を確認し、今後の派生を追跡する型です。確認件数の大小を人気順位としては扱いません。
「質問の系統」は公開済み利用構成比を見る
質問の系統では、OpenAI Signals v2.0の日本向け月次データを使用します。個人向けChatGPTの利用メッセージが、実践的なアドバイス、文章作成、情報収集などの分類にどの程度含まれるかを構成比で表示します。
| 表示項目 | 意味 | 読み替えてはいけないもの |
|---|---|---|
| テーマ構成比 | 公開統計上、その分類に含まれるメッセージの割合。 | 日本国内の総質問数、検索ボリューム。 |
| 前回差 | 直前に取得できた公開月と比べた構成比の増減。月が連続しない場合はその期間を明記する。 | 利用者数や市場規模の増減。 |
| 質問・依頼のイメージ | 分類を理解するためにAEOLab.が作成した例。 | 実在ユーザーの原文、OpenAIが公開した代表質問。 |
この系列は個人向けChatGPTを対象とし、Xで話題になった投稿の順位とは別です。同じタブ画面に置いても、出典・対象期間・単位を統合して一つの順位にはしません。
毎回保存する項目
- 質問の完全な文面、意図、想定利用者、購買段階
- 実行日時、言語、地域、回答面、表示されたモデル名、ログイン状態
- 回答本文、引用URL、引用箇所、検索結果へのリンク
- ブランド言及の有無、順位ではなく回答内での役割と文脈
- 正しい・不足・誤り・判定不能の区分と、その理由
- 対象ページの公開日・更新日・変更内容
- 判定者、再確認者、欠測や例外
結論にできる範囲
観測数が少ない時点では「確認した」「この条件では増えた」と記述し、「一般に効果がある」とは書きません。外部要因を除けない場合は因果ではなく相関として扱います。失敗・無変化・逆転も記録対象です。
観測方法を変更した場合は、バージョンと変更内容を残します。質問集合や判定基準を変えた前後の数値は、原則として同じ系列で比較しません。
CHANGE LOG
Version 0.5(2026-09-29):Xで繰り返し共有される質問パターンを、個別投稿ランキングと分離して追加。Version 0.4:X公開会話とOpenAI Signalsの利用構成比を別系列として同一ページに併記。